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『ニライカナイからの手紙』

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ニライカナイからの手紙
沖縄の竹富島で郵便局長のおじいとともに暮らす風希。
風希の母は、風希が幼い頃島を離れ東京で暮らしている。
1年に1回、東京から届く母の手紙を楽しみにしている
風希だったが、母が島に戻ることは一度もなかった。
高校卒業後、写真の勉強をしたいと東京行きを決めた風希は、
おじいの反対を押し切り島を出る。
そして、二十歳の誕生日にはすべてを話すという
母の手紙の言葉を信じ、
慣れぬ土地での生活を始めるのだった。



いやあ、うっかりしました。
ぼろ泣きしてしまいました。

物語の最初の方で、筋書きは読めてしまうのだけれど、
母が子を想う気持ちの強さと深さ、
南 果歩ちゃんが読み上げる手紙のなんとあたたかいこと。
そして、その思いを汲み取って支え続けるのが、おじいと島の人たち。
子供は親だけが育てるもんじゃないんだね。

今日日、こんな素直な二十歳のお嬢さんがいるかどうかわかんないけど、
(いや、いるね、きっといるさ)
こんな愛情に育てられたら、きっとまっすぐに。

蒼井優ちゃんの清潔感はもちろんのこと、
金井勇太くんも私はとてもよかったよ。
とても気持ちのいい映画でした。


2007.4.22 CATVにて
私的☆印  ★★★★☆

2005年公開作品
【監督】 熊澤尚人
【キャスト】 蒼井優 平良進 南果歩 金井勇太 前田吟
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by satsukiloves | 2007-04-22 04:00 | ナ行

『きょうのできごと』

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きょうのできごと
京都の大学院に進学する正道の引っ越し祝いに集まった仲間達。
彼らは、それぞれにいろんな思いを抱え無邪気に騒ぐ。
テレビから流れるのは、
ビルとビルの間に挟まり動けなくなった男が
レスキュー隊員に救助されているニュース。
そして、浜辺に座礁したクジラの姿。
それぞれの時間がそれぞれに流れ、
やがて夜が明けようとしていた…。




うーん。
普通だ。
でも、普通だからいいのかね。
副題は「a day on the planet」
この小さな星の上でさまざまなできごとが起きて、
それぞれがそれぞれの日常を慈しむ。
そんな映画だった。

伊藤 歩ちゃんが実に可愛かったなぁ。
柏原(弟)の自然体の押さえた演技もよかったです。
そしてやっぱり池脇ちーちゃんははずせないね。
うん、キャストがよかった、とても。


2007.4.22 CATVにて
私的☆印  ★★☆☆☆

2004年公開作品
【監督】 行定 勲
【キャスト】 田中麗奈 妻夫木聡 伊藤歩 柏原収史  池脇千鶴 
        山本太郎  大倉孝二 津田寛治
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by satsukiloves | 2007-04-22 03:00 | カ行

『初恋』

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初恋

時は1960年代。
友達も作らず、孤独な日々を過ごす高校生のみすず。
ある日の放課後、幼い頃生き別れた兄を訪ね、
新宿の繁華街へ足を運ぶ。
実の兄の亮をはじめ、個性的な面々が集う「ジャズ喫茶B」。
そこでみすずは、生まれて初めて“仲間”という存在に触れ、
そのなかでもひとり異彩を放つ東大生の岸に
切ない感情を抱き始める。



日本犯罪史上最大のミステリーとされる“府中三億円強奪事件”。
誰ひとり傷つけることなく鮮やかに行われた犯行。
子供心にもそれは鮮明に記憶されている。
そして、すでに時効を迎えた現在でも、
その3億円は1円も使用された形跡がないという。

この物語は、「三億円事件」の犯人が、実は女子高生だったというお話。
もしも、お金のためではなかったとしたら…。
この物語は真実なのかもしれない。
彼女をそこに駆り立てるのは、
その人に必要とされたいというひたむきな、初めての思いだけ。
宮崎あおいちゃんが命を吹き込んだ「みすず」の存在感が、
リアルに迫ってくる。

私は小出恵介くんも好きなんだけど、
みすずの岸に対する想いを考えると、
もっとカリスマ性を感じさせて欲しかったな。

そして、いい役者かどうかはわからないのだけれど、
『ユリイカ(EUREKA)』以来の共演になるんだろうか、
あおいちゃんの実兄、宮崎 将くんの存在がなぜか印象に残った。

事件に至るまでよりも、
事件の後、岸を待ち続けるみすずの心情がぐっと胸に迫った。
これは、まぎれもなく「初恋」の物語なのだ。

そして、あの三億円は…静かな伏線が張られていたように思った。


2007.4.22 DVDにて
私的☆印  ★★★★☆

2006年公開作品
公式サイト
【監督】 塙幸成
【キャスト】 宮崎あおい 小出恵介 宮崎将 小嶺麗奈 柄本佑 藤村俊二
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by satsukiloves | 2007-04-22 02:00 | ハ行

『ダ・ヴィンチ・コード』

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ダ・ヴィンチ・コード
ルーヴル美術館の館長ソニエールが遺体で発見された。
その日パリでの講演を終えた後ソニエールと会うことになっていた
ハーヴァード大学教授のラングドンは、
フランス司法警察のファーシュ警部に
捜査に協力して欲しいとの要請を受ける。
しかし、遺体の周りに残された不可解な暗号に
ラングドンの名前が含まれていたことから、
実は、ラングドン自身も容疑者とされていたのだった。
現場に現れたソニエールの孫娘で、暗号解読者のソフィーは、
祖父が自分だけに分かる暗号を残したことに気付く。



やっと観ました。今頃観ました。
原作を面白く読んだ私は「よく出来てる!」と思いました。
よくあの作品をこうもうまくまとめたものだと。
ただ、原作を読まずに観た人にはどうだったのかなぁ。

物語は、キリスト教のタブーに触れるとのことで、
賛否両論あったそうだけれど、
キリスト教徒でなかったり、その歴史を知らない人にも、
新解釈(タブーだっただけなのかな?)は興味深く、
原作はエンタなものとして読めたんだけど。

つまりは、原作の映像化という感じに落ち着いてしまうのかな。

原作のラングドン教授のイメージは、
(多分若き日の)ハリソン・フォードなので、
トム・ハンクスがキャスティングされたと聞いて
やや疑問に感じたのですが、
そこは芸達者トムでございます。
余計な心配してすみませんでした。

ラストで頭を垂れるシーンがひどく印象に残り、
原作との違いもすんなり受け入れられました。

2007.4.22 DVDにて
私的☆印  ★★★☆☆

2005年/アメリカ
公式サイト
【監督】 ロン・ハワード
【キャスト】 トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン ジャン・レノ
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by satsukiloves | 2007-04-22 01:00 | タ行

『ウインター・ソング』

d0107263_16213131.jpgウィンター・ソング

かつて、愛し合ったふたり、
映画監督を夢見る林見東と、女優を夢見る孫納。
しかし、女優への夢を叶えるため孫納は見東の元を去ってしまう。
見東がそれでも彼女を思い続けて10年、
俳優となった見東と孫納は、
ミュージカル映画の共演者として再会する。
ふたりは、劇中で演じる男女に自分たちを重ね合わせ始めるが、
一方では、孫納の現在の恋人、監督の聶文が、
彼女の気持ちが自分から離れるのを恐れていた。



人には、目の保養といふものが必要なのですよ。
ということで、久々に借りたのはこれ。

はあ、なんて目なんでしょう。「アジアの黒曜石」。
ため息ですねぇ、武くん。
三十路を過ぎてもなおみめ麗しい。
しかも、歌声まで聴けるわけですし、
サラ髪にメガネにジャージ姿も観られちゃうわけですし。

10年前の若きシーンと、大人になった現在の姿を、
見事に演じ分けてましたね。
お芝居が深くなった気がして、
良い感じに年齢を重ねてるんだろうなと。
昔、涙を流す芝居はしない的発言をしておられましたが、
今作でハラハラと流す涙にはぐっときますよ、そりゃ。

さすがピーター・チャン監督、
ツボははずさないんだけどね。
物語はありがちでも、その展開は斬新な気がしましたが、
てんこ盛り過ぎた感がしたのと、多用されている音楽がほとんど耳に残らないのが残念。
こんなことならディックを使いなさい。DICK LEEを。
香港映画屈指の名作『ラブ・ソング』 を超えるラブ・ストーリーください、監督。
と、香港映画には矛盾を言ってみる私。

でさ、なんだよなんだよ、言ってくれよ。
『歌神』ジャッキー・チュン(チェンじゃないよ、張 學友だよ)がスクリーンで歌うだなんてさ~。
しかも重要な役どころじゃないですか!
でさ、エリック・ツァンも出てるんじゃん。
これは這ってでも劇場に行くべきだったかとがっくり。

物語の作りを考えても、宣伝をもっと考えてほしかったなぁ。
劇場で「イメージと違った!」って方も多かったのでは?
香港映画ファンは健在だってこと忘れないでちょうだい。

ともあれ、クレジットにはクリストファー・ドイルの名前も発見して、
このところ韓流とかに押されている香港(中国)映画、もっと観たいよ~。
との想いを強くした私なのでした。

あ?また女優さんについて何も触れてませんね。こりゃまた失礼。


2007.4.16 DVDにて
私的☆印  ★★★☆☆

2005年/香港
公式サイト
【監督】 ピーター・チャン
【キャスト】 金城武 ジョウ・シュン ジャッキー・チュン チ・ジニ
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by satsukiloves | 2007-04-16 01:00 | ア行

『ミッドナイト・エクスプレス』

d0107263_1536435.jpgミッドナイト・エクスプレス
 1970年、トルコ・イスタンブール空港。
 2キロのハシシ(麻薬)をアメリカへ運び出そうとしていた
 アメリカ人青年ビリー・ヘイズはハシシ密輸の罪で逮捕された。
 アメリカと中東との緊迫した国際情勢の中で、
 ビリーは4年の刑を言い渡される。
 3年余の月日が流れ、刑期が終るのを心待ちに、
 ひたすら模範囚としてつとめあげてきたビリーだったが、
 政治的かけひきのため裁判がやり直され、
 刑期30年という判決を言い渡される。
 深夜特急とは刑務所隠語で『脱獄』のこと。
 果たしてビリーは深夜特急に乗ることが出来るのか。



映画を好きになった、
映画館を好きになったきっかけの映画をこの時期に観ることになるとは。

19の時だった。
確か水道橋だったと思う。
今は東京ドームのある場所に、
当時、名画座と呼ばれていた2本立ての映画館があって、
もう片方を目当てに出掛けた私は、
この映画に頭をぶん殴られたのだった。

自業自得とは言え、「生きる」ためにもがくビリーと、
退廃した刑務所という非日常の世界。
それまで「体験」したことのない映画だったんだ。

ゴールデンタイムの映画劇場で放映される予定が、
舞台となったトルコ政府からの反発を受け、
後日、深夜帯に大幅カットの上放映されたって記憶がある。
それくらいハードな場面がたくさんあって、
「好きな映画か」と聞かれると悩むけれど、
何度観ても「ガツン」とやられてしまう一本なのだ。

この後、『FAME』を撮ったアラン・パーカー監督は、
時間の流れを表現するのが上手い監督だと思う。

主演のブラッド・デイビスは残念ながら若くしてこの世を去ってしまったけれど、
この映画で一番目を釘付けにされたMr.ジョン・ハート。
この後、彼の出ている映画を観たくて、
またあちこちの名画座をまわったものだっけ。
そして『エイリアン』好きにもなったんだっけ。

以来、今日まで映画好きは続いてる。
この一本に出会わなかったら、
きっとこのブログだって存在してないってことだね。
おお、大事な作品だ。


2007.4.5 CATVにて
私的☆印  ★★★★★


1978年/イギリス トルコ
【監督】 アラン・パーカー
【キャスト】 ブラッド・デイヴィス ランディ・クエイド ボー・ホプキンス ジョン・ハート
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by satsukiloves | 2007-04-05 01:00 | マ行