カテゴリ:カ行( 10 )

『きょうのできごと』

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きょうのできごと
京都の大学院に進学する正道の引っ越し祝いに集まった仲間達。
彼らは、それぞれにいろんな思いを抱え無邪気に騒ぐ。
テレビから流れるのは、
ビルとビルの間に挟まり動けなくなった男が
レスキュー隊員に救助されているニュース。
そして、浜辺に座礁したクジラの姿。
それぞれの時間がそれぞれに流れ、
やがて夜が明けようとしていた…。




うーん。
普通だ。
でも、普通だからいいのかね。
副題は「a day on the planet」
この小さな星の上でさまざまなできごとが起きて、
それぞれがそれぞれの日常を慈しむ。
そんな映画だった。

伊藤 歩ちゃんが実に可愛かったなぁ。
柏原(弟)の自然体の押さえた演技もよかったです。
そしてやっぱり池脇ちーちゃんははずせないね。
うん、キャストがよかった、とても。


2007.4.22 CATVにて
私的☆印  ★★☆☆☆

2004年公開作品
【監督】 行定 勲
【キャスト】 田中麗奈 妻夫木聡 伊藤歩 柏原収史  池脇千鶴 
        山本太郎  大倉孝二 津田寛治
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by satsukiloves | 2007-04-22 03:00 | カ行

『かもめ食堂』

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かもめ食堂

サチエさんはフィンランドの街角で「かもめ食堂」をオープンするが、
なかなかお客さんはやってこない。
「毎日真面目にやってれば、お客さんはやってくる」
そんな「かもめ食堂」にある日初めてのお客さんがやってきた。
日本かぶれのその青年に、
「ガッチャマン」の歌詞を聞かれたサチエさんだが、
どうしても出だししか思い出せない。
続きが気になって仕方ないサチエさんは、
偶然カフェで見かけた日本人女性に声をかける。



フィンランドのかもめは太っている。

そんなお話の始まりから終わりまで、
多分私の頬は緩みっぱなしだったと思う。
優しくてやわらかいお話だ。

店主のサチエさん(小林聡美)と、店を手伝うことになるミドリさん(片桐はいり)、
そしてマサコさん(もたいまさこ)の会話の中には、
大切な言葉がいっぱい詰まっていて、どきどきした。

サチエさんの作る料理は特別変わったものではなくて、
おにぎりだったり、とんかつだったり、鮭の塩焼きだったりと、
それは日常の「ごはん」なのだけれど、
だからこそ、こつこつ毎日を楽しむことの愛おしさが、
たくさんこぼれてくるんだ。

サチエさんがキッチンに立ってご飯を作ってる姿、
凛としていて潔くて、その手際のよさにうっとりしてしまった。

女同士は時に面倒くさくもあるけれど、
この映画を観ていたら女友達とご飯を食べたくなった。
そしてフィンランドというところへもいつか行ってみたくなった。


2007.3.14 DVDにて
私的☆印  ★★★★☆

2006年公開作品
公式サイト
【監督】 荻上直子
【キャスト】 小林聡美 片桐はいり もたいまさこ
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by satsukiloves | 2007-03-14 01:00 | カ行

『クラッシュ』

d0107263_24577.jpgクラッシュ

 「触れ合いだよ。街中を歩けば、人と体が触れたり、
 ぶつかったりする。でもロスじゃ、触れ合いは皆無。
 人々は金属やガラスの後ろに隠れている。
 みんな触れ合いたいのさ。衝突し合い、何かを実感したいんだ」

 ロサンゼルス24時。黒人刑事のグラハムは、
 相棒であり恋人でもあるスペイン系のリアと
 追突事故に巻き込まれる。
 彼は偶然事故現場近くで発見された
 男性の死体に引き付けられる……。


参ったね。
どうやったらこんな脚本が書けて、
112分に収められるんだろうか。

いくつもの物語が幾重にも交差して、
さまざまな人種、さまざまな階級、さまざまな職業の彼らが、
思いもよらぬ連鎖を生み出していく。

かつて、非常によく似た手法で『マグノリア』という映画があったけれど、
あちらは長いだけでだまされた感が強かった。

本作の、時に残酷で、時に奇跡のようなその展開のなんと見事なこと。

音楽が効果的に使われているのも印象に残る。
これだけたくさんの人々の物語がどんな風に収束していくのか、
一瞬たりとも目が離せない。

善と悪とがあるとして、誰もが表裏一体。
これは「私の物語」でもあるのかもしれない。

★5つがすでに3つ目。
どうなる?3月の映画生活!


2007.3.6 DVDにて
私的☆印  ★★★★★

2005年/アメリカ
公式サイト
【監督】 ポール・ハギス
【キャスト】 サンドラ・ブロック ドン・チードル マット・ディロン ジェニファー・エスポジート
        ウィリアム・フィクトナー ブレンダン・フレイザー
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by satsukiloves | 2007-03-06 02:00 | カ行

『ギミー・ヘブン』

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ギミー・ヘブン スタンダード・エディション

 25,000人にひとり、といわれる、
 五感のうち、ひとつの感覚に附随して
 別の感覚が引き起こされる“共感覚”。
 盗撮サイトの管理人・新介は生まれつき
 “共感覚”という特異な性質を持っていた。
 ある日盗撮カメラを設置した女性が
 謎のマークを残し失踪したことから事件は始まる…。




私の見ている「赤」は、あなたが見ている「赤」と同じ色だろうか。
そんなことを考えたことがある。
「赤」という共通認識は持っているけれど、
五感そのものは誰かと共有することが出来ない。
そのことを思い出した。

江口さんとあおいちゃんに惹かれて観てみたのだけれど、
ちょっと期待のほうが大きかったかな。
このシーン長すぎるな、と感じる場面が何ヶ所かあって、
全体がもっとコンパクトにまとまっていたらよかったな、と。

エンディングシーンの映像の美しさが際立ち、
切なさが込み上げてくるだjけに、
共感覚者の痛みを引き金とするには、
事件の動機がいまひとつわからなかったことが残念。
江口さん扮する新介の痛みが描かれていなかったのは、
「対比」させるためだったのかなぁ。

でも、「共感覚」というものを初めて知って、
想像力を駆り立てられました。


2007.3.4 DVDにて
私的☆印  ★★☆☆☆関連ページ

【監督】 松浦 徹
【キャスト】 江口洋介 安藤政信 宮﨑あおい 石田ゆり子 松田龍平 小島聖 鳥肌実
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by satsukiloves | 2007-03-04 02:00 | カ行

『キンキー・ブーツ』

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キンキーブーツ

 父親の突然の死により、
 倒産寸前の靴工場を受け継いだチャーリー。
 なんとか工場を守りたいと奮闘する彼は、
 偶然ドラッグクイーンのローラと出会ったことで、
 彼らのためのセクシーなブーツを開発しようと思いつく。






素敵ムービー!
絶対オススメの素敵ムービーです。

オープニングで、
「あ、この映画、私絶対好きだな」と感じて、
最後まで裏切られることなく観せてくれました。

キャラクターが立っていてとてもいい。
気弱なチャーリーとドラッグクィーンのローラ、
互いに弱さを克服しながらひとつの目標に向かっていく時、
周囲の者にも変化が起こり、あたたかい気持ちになる。
エンドロールでは頬がゆるんでる自分に気づきます。

『リトル・ダンサー』『ブラス!』がお好きな方ならば、
きっと気に入ること間違いなし。


2007.3.4 DVDにて
私的☆印  ★★★★★

2005年/アメリカ・イギリス
公式サイト
【監督】 ジュリアン・ジャロルド
【キャスト】 ジョエル・エドガートン キウェテル・イジョフォー サラ=ジェーン・ボッツ
        ユアン・フーパー
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by satsukiloves | 2007-03-04 01:00 | カ行

『亀は意外と速く泳ぐ』

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亀は意外と速く泳ぐ デラックス版

単身赴任中の夫が気にかけている亀に餌をやることだけが日課の
平凡な主婦スズメ。
ある日、「スパイ募集」の張り紙(?)を見つけ応募すると即合格。
彼女に与えられたミッションは
「できるだけ平凡に暮らすこと」だった…。







「くっだらな~い」と何度口に出したことか。
ところがまたまたハマってしまったのだ、三木ワールドに。
『ダメジン』もそうだったんだけど、
最初「アウトだよ、これ…」と思ったそのあとから、
じわじわそのゆるゆるな世界に入っていってしまい、
気づけば胸がジーンとしてたりするんだな。

今とても、
「普通に暮らす」ってすごく素晴らしいことだよなぁって思う分だけ、
平凡な日々の中の小さな出来事も、
実はとってもキラキラしてたりするのかもって感じさせてくれました。
おもいっきり脱力系のこの映画もやっぱりお気に入りに追加です。

他では観たことないエキセントリックな蒼井 優ちゃんもこれまたナイス!
変わらず脇が皆さん面白すぎでした。
本作のMVPは岡本信人さんにあげようっと。


2007.2.27 DVDにて
私的☆印  ★★★☆☆

2005年公開作品
【監督】 三木 聡
【キャスト】 上野樹里 蒼井 優 岩松了 ふせえり 要潤 松重豊
        村松利史 緋田康人 温水洋一 松岡俊介 岡本信人
        嶋田久作 伊武雅刀
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by satsukiloves | 2007-02-27 01:00 | カ行

『皇帝ペンギン』

d0107263_2073682.jpg皇帝ペンギン プレミアム・エディション

マイナス40℃の南極の大自然に生きる
皇帝ペンギンの知られざる感動のドラマ。
今まで誰も観たことのない南極の壮大な自然のスペクタルと、
単なるドキュメンタリーを越えた、
皇帝ペンギンの親と子のあたたかな物語
(公式HPより)






以前、『ディープ・ブルー』にいたく胸ふるえたことを覚えていて、
これも観てみました。

ある夫婦ペンギンの物語として語られているけれど、
やはりドキュメンタリーの雄弁さにはかなわない。
皇帝ペンギンの子育てや命の繋ぎ方には、驚かされるばかり。
監督は動物行動学の研究者でもあるそうで、
たった3人のスタッフが8880時間かけて撮影した、
という情熱にも頭が下がります。

マイナス40度という南極の白い世界が舞台なので、
寒い冬より、やっぱり夏に観たほうが良かったかも。


2007.2.18 Movie plusにて
私的☆印  ★★☆☆☆

2005年公開作品
公式サイトの1ページ
【監督】リュック・ジャケ
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by satsukiloves | 2007-02-18 02:00 | カ行

『県庁の星』

d0107263_14524012.jpg県庁の星 スペシャル・エディション

県庁のエリート公務員、野村が、
「民間交流事業」の一環として出向いた先は、
「お客様の満足が一番」をうたいながらも、
リストラ、閉店の危機を抱えるスーパーマーケット。
自らのキャリアアップのためだけに出向した
「県庁さん」に訪れる初めての挫折。
そして、エリート公務員ととパート店員との間で起こる化学反応とは?




う~ん、惜しいなぁ。
何かが惜しい。
こういうの嫌いじゃないんだけどな。

原作は未読ですが、人間ドラマとして描くなら、
もうちょっとイケたんじゃなかろうかと。
伊丹十三監督の『スーパーの女』を彷彿とさせてしまうだけに、
もうひとつ踏み込んだ新しい切り口を望むところ。

「県庁さん」とパート店員二宮が次第に心を通わせて、
互いを理解しようとしていく様は、
やっぱりもう少し丁寧に描いて欲しかった。

でも、織田裕二って、やっぱり牽引力がある俳優さんですね。
目力(めぢから)だろうか?
柴崎コウちゃんも目力では負けてないけど。

これも、テレビ局がらみの作品だけれど、
安心して観ていられる邦画が増えるのは悪いことじゃないかもね。

2007.2.18 日本映画専門チャンネルにて
私的☆印 ★☆☆☆☆

2005年公開作品
公式サイト
【監督】 西谷 弘
【キャスト】織田裕二、柴崎コウ
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by satsukiloves | 2007-02-18 01:00 | カ行

『嫌われ松子の一生』


d0107263_2033698.jpg嫌われ松子の一生 通常版


女の子なら誰だって、
お姫様みたいな人生に憧れる。
昭和22年・福岡県大野島生まれの
川尻松子も、そのひとり。
でも、現実は…






中学教師として真っ当な人生を歩むはずだった松子が、
ある出来事をきっかけにとことん転がっていく。
けれど松子にとって、本当の幸せとは一体なんだったのだろうか。

いやすごい。
誰がなんといっても中谷美紀がすごい。

何度も撮影現場から逃げ出したというほど、
監督の要求は厳しかったそうだけど、
人生を100%生きた女、松子を見事に具現化している。

実は、映画化が決まってから原作を読んだのだけれど、
正直、松子に対して共感を抱くには至らなかった。
コミカルには描かれているけど、
ただただ悲惨なだけの人生だよなあ、と。

しかして、映像化された松子のそれは、
女子として「うん、わかるよ」の部分を示してくれた。
日本アカデミー最優秀主演女優賞は、
やっぱりこういう女優さんにあげなきゃね。

音楽を多用し、空撮を取り入れたそのカラフルな映像は、
日本映画の新たな可能性でいっぱい。
おなかいっぱいになるほどの松子の人生だけど、
女子は一度は観てみましょうね。
結構身につまされたりしちゃうかもよ。
ちなみに、一緒に観ていた娘と私は、
違うエピソードで泣きました。


2007.2.14 DVDにて
私的☆印  ★★★★☆

2006年公開作品
公式サイト
【監督】中島哲也
【キャスト】中谷美紀 瑛太 香川照之 伊勢谷友介
 
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by satsukiloves | 2007-02-14 01:00 | カ行

『学校Ⅱ』

d0107263_19312767.jpg学校Ⅱ

北海道の養護学校を舞台に先生と生徒の心の交流を描いたヒューマンドラマ「学校」の第2弾。

はい、吉岡くんのおかげでいい映画に出会えました。
山田組常連の神戸 浩さんの名演もさることながら、
共演陣も素晴らしい。
「日本映画の良心」は健在ということでしょう。
吉岡秀隆くん演じる高志が、
職場体験の場になじめず、
初めて接する社会の壁に苦しむシーンでは、
ホントに泣かされます。


卒業式の場面で映画はエンディングをむかえますが、
巣立つ彼らがこれからどんな波にもまれていくのか、
生徒達は「学校」の中で確かに成長するのだけれど、
決してハッピーエンドなだけの映画ではないということ。
純粋であるが故の残酷、
知らないことに対する我々の畏怖も含めて、
深く心に残る一本でした。


2007.1.2 VHSにて
私的☆印  ★★★★☆

1996年公開作品
【監督】 山田洋次
【キャスト】 西田敏行 吉岡秀隆 中村富十郎 いしだあゆみ 永瀬正敏
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by satsukiloves | 2007-01-02 01:00 | カ行