『スクラップ・ヘブン』

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スクラップ・ヘブン

デスクワークばかりの退屈な日々にうんざりしている
警察官のシンゴ。
転属願も上司の机の引き出しにしまわれたまま。
ある日、バスジャックに巻き込まれたシンゴは、
同じバスに乗り合わせたテツに刺激を受け、
世の中を浄化すべくある事業を開始する。





世の中には想像力が足りない。
想像力があれば世の中も自分自身ももっとマシなはず。

どこか他力本願なシンゴ(加瀬 亮)が、
自由奔放なテツ(オダギリ・ジョー)に羨望に近い気持ちを抱いた時、
世の中を変えることが出来るのだろうか。

「若さ」というの勢いで走り抜ける彼らが、
気づけば思いもよらぬ事態を招くことになり、
破滅へと疾走していくテンポのよさを助けるのは、
やはりオダギリ・ジョーのしなやかさだと思う。、
「役者」とくくってしまうのはあまりにもったいない。
このアーティストやはりただものではない気がする。
加瀬亮くんのなんでもなさげな芝居との対比が、
私には小気味良かった。

栗山千明演じるサキがなかなか魅力的なキャラだけに、
「復讐」を企てる彼らとの関係が希薄なのが残念だし、
もっと彼女の内側を見たかったような気がする。

世界を一瞬で消す方法。
ひとりの人間に出来るのは多分たったひとつだけなんだ。


2007.3.10 DVDにて
私的☆印  ★★★☆☆

2005年公開作品
公式サイト
【監督】 李 相日
【キャスト】 加瀬 亮 オダギリ・ジョー 栗山千明

 
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by satsukiloves | 2007-03-10 01:00 | サ行


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