八月の狂詩曲(ラプソディー) 長崎に近い山里のおばあちゃんの家で、 夏休みを過ごす4人の孫。 そこへハワイから一通のエアメールが届く。 おばあちゃんには幼い頃生き別れた兄がいて、 その息子だと名乗るクラークからの手紙には、 「父が亡くなる前にあなたに会いたがっている」 と書かれていた。 原爆でおじいちゃんを亡くし、 ただつつましく暮らすおばあちゃんと、 まだ青春前を謳歌する若い命である4人の孫たち。 見終わった今になってその対比を感じた。 そして、ハワイからやってきたクラークとのふれあいの中で、 すべてを受け入れていたかのように見えたおばあちゃん。 でも、「ピカ」はきっとまだ終わっていなかっただろう。 ♪わらべは見たり 野中のバラ この歌を耳にするたび、きっとラストシーンを思い出すだろう。 声高に叫ばないけれど、静かに語りかけてくる長崎がそこにある。 黒澤作品は数多く観ているわけではないが、 「観てよかった」と思わせてくれた作品。 2007.1.14 DVDにて 私的☆印 ★★★☆☆ 1991年公開作品 【監督】 黒澤 明 【キャスト】 村瀬幸子 吉岡秀隆 大寶智子 鈴木美恵 伊崎充則 リチャード・ギア
by satsukiloves
| 2007-01-14 01:00
| ハ行
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私の映画日誌です。 不定期UPでぼちぼちと。 ★の数は、私の好みか否かで増えたり減ったり、しかも淀長さん的甘さなので、あまりあてにはなりません。だまされてもいい、と思うほど週末を持て余した時のご参考になればなによりです。 blog rankingに参加しています。へぇ~と思ったらワンクリックをお願いします 本館ブログはこちらです。 すきな、うたを、うたう タグ
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