☆さつき・2月のイチオシ☆
ダメジン デラックス版 リョウスケ(佐藤隆太)、ヒラジ(緋田康人)、 ゆるい。 実にゆるい。 これは、タイトルどおり、「ダメな人たち」のお話。 導入部で「そんなもの焼いて食うなよ~」とドン引きしてしまった私だが、 中盤にさしかかるにつれ、どうにもこのダメジンたちが愛しく思えてくる。 なぜか? この人たちの「ダメ」は、所謂一般社会から外れているがゆえの「ダメ」であって、 ホントはぜんぜんダメじゃないのかもしれないから。 この人たちのゆるくて固い友情やら、またまたゆるい団結力やら、 最後は「ダメでもいいじゃん」と思わせちゃうんだからスゴイ。 一生夏休みではいられないけれど、 「ダメなりに生きる」 おお、大事だぁ。 だれが脇役なんだ、というくらいに共演陣がすべて見逃せないのも、 この映画のおいしいところ。 市川実日子ちゃんのダメな可愛らしさも、 ふせえりさんの芸達者ぶりも、 笹野高史さん(日本アカデミー最優秀助演男優賞おめでとう!!)と 岩松 了さんのからみも絶品。 ホントは唯一まともな社会人(のはず)の役どころ、吉岡秀隆くんは、 天才的なすっとボケをかましてくれます。抱腹。 緋田康人さんって、えっと誰だっけ?と思っていたら、 初代ビシバシステムだったぁ。わ~い。 心がくたびれたら、な~んにも考えずにまた観たくなるだろうなの一本。 監督は『時効警察』(あらま!続編決定だ!)の三木聡氏。 なるほど、そうだったのかこのゆるさ。 ちなみに、撮影から公開まで4年の歳月を要したというこの作品。 だめよ、こんな面白いものお蔵入りにしちゃ。 私的☆印 ★★★★☆ 2007.2.10 DVDにて 2006年公開作品 公式サイト 【監督】三木 聡 【キャスト】佐藤隆太、緋田康人、温水洋一、市川実日子
by satsukiloves
| 2007-02-10 01:00
| タ行
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映画批評ブログではありません。
私の映画日誌です。 不定期UPでぼちぼちと。 ★の数は、私の好みか否かで増えたり減ったり、しかも淀長さん的甘さなので、あまりあてにはなりません。だまされてもいい、と思うほど週末を持て余した時のご参考になればなによりです。 blog rankingに参加しています。へぇ~と思ったらワンクリックをお願いします 本館ブログはこちらです。 すきな、うたを、うたう タグ
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