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『ALWAYS 三丁目の夕日』

☆さつき・1月のイチオシ☆

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ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版

栄えある(笑)一作目はまずこの作品から。

ファーストカットからエンドロールまで、
どこをとっても大好きな映画なんて
そうは出会えるもんじゃない。

そうして、繰り返し見ているうちに、
「ああ、私は映画が好きなんだなぁ」と、
あらためて思い出させてくれた一本。

けなげな子供、昭和の人情、
すべてのエピソードのこのベタさ加減がたまらん。
そうだよ、私は寅さん好きだったじゃないか!
と、その後気づくことになるのだけど。

あ~あ、劇場で観ておきたかった。
そういう映画に出会えたことだけでもめっけものかもね。

そう、私は昭和の子供だったのだ。
東京タワーは完成していたけれど、
でも、テレビにかけられたゴブラン織りのカバー、
あんな冷蔵庫やあんな路地の思い出、
私にはあるんだよなぁ。

音楽がまた素晴らしい。
時折TVで、子供が何か頑張ってるシーンのバックに、
サントラが使われてたりするともういけない。

そんな自分が気持ちよく思えるほどに、
笑って泣ける映画に出会えてホントによかった。

DVDを手にした方は、ぜひコメンタリーでも観てほしい。
プロデューサーの阿部氏はもちろんだけれど、
誰よりも監督自身がこの作品のファンなのだということが伝わってきて、
ますますこの映画を愛しく感じられたから。

その昔、CGで3次元をプログラミングすることが、
まだまだ夢だった時代をちょこっと知る私は、
メイキングを観てまたまたひっくり返り、
山崎 貴監督の
「僕らはタイムマシンを持ってるんだ」発言に、
いたく得心したのだった。

キャスト、スタッフとも、
そのハードルの高さを認識しているからこその続編製作の成功を祈りたい。
期待と不安で11月の公開を待つのも、
この作品を愛する楽しみだとしたら、それはステキなことだ。

「吉岡スイッチ」がこの作品でONしてしまった変り種の私としては、
茶川先生のももひきの白さまでもが愛らしい、
そんな一本なのである。


2007.1.1 DVDにて
私的☆印  ★★★★★

2005年公開作品 
公式サイト
【監督】山崎 貴
【キャスト】吉岡秀隆 堤 真一 小雪 堀北真希 薬師丸ひろ子

(※別ブログ掲載記事を編集)


by satsukiloves | 2007-01-01 01:00 | ア行


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